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今夜の番組チェック
掌の闇
虹色に光る魚のうろこから
すかし見たのは君の泣き顔
宛先をわからぬ手紙を託された
伝書鳩よ太陽まで飛べ
月までの距離をはかりに手を繋ぎ
君と登った墓だらけの山
電線で区切られた空の方が好き
君は寂しく雲に微笑む
太古から雨は意志をもって降りそそぐ
洗い流せるものなどもなくても
飛行機で雲の視界を手に入れた
・・・どこまでも続く退屈な海
友のいない君の隣のスペースに
星空と平行に寝転ぶ
レコードに潤んだ瞳が映ってる
雨音に滲むジョアンの歌声
君の叩くチャングの響き僕の中の
忘れてた思い掻きむしり去る
薄闇の中 部室のドアに鍵かける
君の瞳に宿る魍魎
力尽き動きをとめたオルゴール
夢なき君は顔伏せ笑った
陽光の柔らかき午後に旅に出る
行きたき場所は 遠い過去のみ
年老いた母のピアノを置く場所は
陽炎の先 日溜まりのなか
愛という言葉を痛みをともなわず
口にできた日 君を失う
月光が僕の街の城てらす
石垣のもと 夢も見ず眠る
クラブにて うなだれたままで朝を待つ
神を信じぬ友に囲まれ
ちぎれ雲強い風に流されて
力なき僕は口笛を吹く
真夜中の往来で彼が見つめてる
掌の中くぎられた闇
寒空の聖夜の闇から君の為
光よ凍れと降り注ぐ雪
日がくれて海に島の影かすみ
閉じ込めた小鳥に涙を飲す
『口笛を空に吹いたら風が吹くよ』
自慢の笑顔で君を騙す午後
街灯に染まらずにふる雪を見た
君という名の事件の中で
詩です
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